公認審判員には次の種類があり、長野陸協を通して日本陸上競技連盟へ登録されます。
- 公認審判員の種類 : S級、A級、B級の3種
S級 | A級公認審判員で満10年を経過し、55歳(3月末を基準とする)に達した者は S級公認審判員となりうる資格を有する。毎年、加盟団体から推薦された者について、日本陸連・競技運営委員会で審査の上認定し本連盟がこれを委嘱する。(競技会出席状況や審判講習会の出席状況)。 | 第3条1. 永年にわたって審判活動に精励し、熟練した審判技術と知識を有する者。 |
A級 | B級公認審判員で原則として満10年を経過した者は A級公認審判員となり得る資格を有する。(競技会出席状況や審判講習会の出席状況)。加盟団体で審査し、日本陸連が委嘱する。 | 第3条2. 数多くの審判活動を通して、より高い審判技術と知識を身につけた者。 |
B級 | 18歳以上で登録会員である者 各加盟団体(日本学生陸上競技連合)の講義・テスト・実技研修を受けて合格した者が日本陸連から公認審判員として委嘱される。 日本学生陸上競技連合に登録する学生については、申請 に基づき日本陸連がB級公認審判員に委嘱することができる。 | 第3条3. 審判講習会を受講し、公認審判員として必要な技術と知識を身につけた者。 |
- このように年令や経験を積んで審判資格が昇級していきます。
- はじめて審判員になる皆さんは「B級」審判を取得することになります。
B級審判資格を取得するには
要件
- 18歳以上であること
- 下記のいずれかの方法で長野陸協を通じて日本陸上競技連盟に登録されていることが必要です。
1. 団体またはクラブチームで長野陸協に登録されていること。
2. 各加盟団体の個人登録会員であること。
※長野陸協では、個人が各加盟支部へ登録した後その加盟支部が長野陸協へ団体登録しますので、事実上「個人登録」は存在しません。
例)出場する競技会での所属表示 = 長野市陸協へ個人登録した場合 → 「長野市陸協」 になります。
申込方法
※新規、継続の登録をする場合は「登録実施要領」をお読み下さい。
- 団体、クラブチームで登録する場合
・5名以上が必要です。(※登録には2つのパターンがありますのでご注意下さい。)
団体、クラブチームのメンバー全員が同一の加盟支部を管轄する市町村に住所又は勤務先がある場合その加盟支部が窓口になります。
代表者は、その管轄する加盟支部に申請します。
※加盟支部と管轄市町村の一覧はこちらをご覧下さい。 長野陸協規約別表2・支部組織一覧表
問い合わせ先は住所を明記し、「審判・選手登録に関するお問い合わせ」フォームからお問い合わせ下さい。
該当する加盟支部の総務部長への連絡先をお知らせします。
※以下詳細は加盟支部の総務部長にお問い合わせ下さい。 - 個人で登録する場合
住所地または勤務先の住所地の加盟支部が窓口になります。
※加盟支部と管轄市町村の一覧はこちらをご覧下さい。 長野陸協規約別表2・支部組織一覧表
問い合わせ先は住所を明記し、「審判・選手登録に関するお問い合わせ」フォームからお問い合わせ下さい。
該当する加盟支部の総務部長への連絡先をお知らせします。
※以下詳細は加盟支部の総務部長にお問い合わせ下さい。
新規取得申請後の手続き等
- 加盟支部の行う講習会(ルール等の机上講習)と1年間の実技講習(実際の競技会で審判実務を研修します。)を義務づけています。(特にテストはありません。)1年間の実技講習を修了すると、例年、3月に開催される「長野陸協審判講習会」で新規取得者に資格を証する「審判員手帳」等が交付されます。
登録料、データバンク料
1.登録料
審判員 5,000円(データバンク料含む) ※別途加盟支部会費がかかります。
2.審査料等(2019年5月26日・改正)
公認審判員取得・昇格審査にかかわる経費は以下のとおりである。審判員新規取得、昇格審査料は一律3,000円とし、審査申請時に納入する。審査料は、審査が不合格の場合も返却しない。
審判手帳 | 350 | ||||
バッヂ(襟章) | 300 | ||||
審判員証 | 600 | ||||
ホルダー(ストラップ付) | 600 | ||||
審判員認証 バーコードシール | 50 | (新規取得者は経費不要) |
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写真(4.5cm×3.5cm) ※無帽、背景無し | 審判部長へ提出 |
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日本陸上競技連盟では,1948年から公認審判員制度を設け,その制度のために定められた公認審判員規程の下で,資質の向上を目指して実践してきた。その規程は数回の修改正を経て,現在に至っている。現在の規程は2018年3月に改正されたものである。
公認審判員の心得(JAAF:審判員ハンドブックより)
公認審判員は,競技者のよき指導者として高い識見を有し,常に競技規則を研鑚するとともに正しい審判技術を身につけ,公正で適切な審判ができ,競技会の円滑な運営を諮るために協力する心がけが必要である。
また公認審判員の資質の向上を諮る心得として,つぎのことに留意する。
- 審判員として委嘱を受けたときは,必ず出席し,数多くの競技公認審判員実例を体得し,審判技術を磨くことに務める。
- 直接,審判員として任務する以外に,競技会を見学または視察などして競技会の運営や審判方法を身につけるように努める。その際は,審判手帳を提示し,証明を受けるようにする。
- 毎年少なくとも1回の審判講習会に出席し,規則の研究ならびに技術の向上に努める。
- 自己の専門領域外の審判技術に対しても精通することが大切であるので,各種の審判員を経験し,オールラウンドな審判技術を習得するように努める。